「手作りですか？」時にそんな言葉をいただくことがあります。私たちの舞台には一見どこにでもありそうな人形が登場します。私たちはいかにも良い奴、悪い奴という人形の造りを好みません。何でもないような人形に役者が手を入れた途端に、ある性格や人柄が滲みだすような表現にこだわっています。お話も「物語」も大好きですか、暮らしの中に確かに潜む「ドラマ」を掬い取って舞台にのせることも大好きです。我が家にもありそうな人形が、さっきまでの自分たちと同じようなことをしている、、「あるなあそういうこと」思わずにやりとする。観劇後、日々の暮らしが愛おしくなる人形劇です